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   「第1話、ぼっちの大学生活、前期課程の始まり」 



 今日の大学の授業も終わり、今は放課後である。学食でかけ蕎麦を食べるとしよう。学食は比較的リーズナブルな値段なので結構お世話になっている。昼の時間は学食が込む込む。お昼の食事をお盆に乗せて持ちながらテーブルの席に就くのも大変である。今日は午後3時頃なので学食は空いている。軽く食べたいので、かけ蕎麦の食券を買い。麺類のカウンターと向かう。各々のカウンターの脇にお盆と箸があるので、お盆と箸を取ってからカウンターの奧にいる厨房のおじさんに言う。 
「済みません、かけ蕎麦お願いします」 
「はいよ」 
 30秒くらい待つ…。 
「はい、どうぞ」 
 かけそばの丼が出された。かけ蕎麦に七味唐辛子を少々掛けてお盆に乗せる。それから空いているテーブルへと向かう。席に着くと、おもむろに食べ始める。先ずは薬味のネギを食べる。ネギの辛さが旨いと感じる。それから蕎麦を啜る。蕎麦はゆで麺なので味と食感はそこそこといったところだ。学食は安いので贅沢は言えまい。僕はごく普通の貧乏学生なので身分にあっていると言うところだろう。 
 5分後…。 
 かけそばを食べ終えたので、学食から出る。後はアパートに帰るだけなので、暇なので大学生協の本屋へと向かう。大学生協は正式には全国大学生活協同組合連合会というのである。略して大学生協、または単に生協と呼ぶ。大学生協には学業で使う、筆記用具、生活に関した雑貨類、実験に着る白衣等色々と取りそろえてある。小規模ながら本屋もあるのである。  
 生協の本屋はちょっとお得な面がある。生協の組合員証を提示すると、本の代金が1割引なのである。普通の本屋は割引とかしないので、生協で本を買うとお得である。 
 本屋に着いたので、僕はコンピュータの雑誌の陳列をおもむろに見る。僕はあまり立ち読みはしないのである。買いたい本や雑誌は買って帰ってじっくり読む様にしている。雑誌を買うときは、平積みの場合は、3冊ほどしたにある雑誌を取り、雑誌が立ち読みの後がないか少し確認してからレジに向かうのが習慣だ。ちょうど自作パソコンに関した雑誌があるので、3冊ほどしたの雑誌を取りレジへ行く。組合員証を提示して代金は1割引した金額である。 
 雑誌を買ったので、取り敢えずは図書館で読むことにしようと思った。早速、図書館へと向かう。図書館へと向かっている途中、掲示板があるので一応見ておく事にした。この掲示板は一般的な目的に使われるタイプである。掲示板には色々なサークルのポスターが貼られていた。良く見ると萌える女子が描かれたポスターもあった。萌える女子は見ていて、何か良い感じがした。僕のオタクな趣味の性でもあるのかもしれない。 
 僕の趣味は、オタク的で結構知的である。自作パソコンの組み立てとウィンドウズプログラミングである。萌える女子の描かかれたポスターは、漫画研究同好会、アニメ研究同好会のものであった。もうひとつ、パソコン研究同好会も萌えるの女子のイラストが描かれてあった。萌えることのできるイラストを描くのは、僕にはできない、描ける人が羨ましく思うのである。練習すれば萌える女子の絵が描けるだろうか。時間を作って練習したいところだ。そういえばパソコン研究会というのがあったんだな、プログラミングが趣味の僕としては気付くだろうが、去年は無かった記憶がある。試しに見学に行ってみたところだ。掲示板や校舎内に新入生募集用のポスターを貼ってある時期は、前期授業が始まったばかりだ。僕も友人ゼロの状態を打破したいと思っているのだ。これでは、大学生活に華がないのである。彼女ができたら、いちゃいちゃと過ごしたいという願望もある。今は、友人もいなく寂しい状態だ。僕はこの大学に入って同じ高校の知り合いや友達はいないのである。新規に友達を作らなければならない。僕の性格からしてそれは難しい相談である。 
 僕のことについて語ることにする。 
 僕は大学生で学年は2年である。理工学部の電気電子工学科に在籍している。サークルには入っていない。その性か、大学では知り合いはいても友達はいない。通称、ぼっちと言われる状態である。これは打破せねばならないと思っている。友達がいないと人としゃべらなかったり、あいつは友達がいないと小声で陰口をたたかれるのである。それでは寂しいものがあるので、できれば打破したいところだ。趣味がパソコン組み立てとウィンドウズプログラミングなので、パソコン同好会に入ろうかと思っている。思い立ったら吉日なので、早速パソコン部の部室に行くことにする。1年の時は特にサークルに入ろうという気はなくて勉学に勤しんでいた。理系の学科では実験がある。レポートの提出が毎週あって結構大変だが実験はなかなか面白い。友達はいないが、浅い付き合いの知り合いくらいはいる。 
 僕はパソコン研究会の部室に足を運んでいた。友達を作りたいというのがある。プログラミングに関した共通の友達なら何かと楽しそうだ。ともって思い切って見学に行ってみるのである。ポスターにはパソコン研究部の部室の案内もあった。大学の部活棟へと行きパソコン研究会の部室へと足を運んだ。大学内を歩くこと5分程度である。部室のドアの前に立つ。僕はそこに立ち尽くしていた。何故かというと柄にもなく緊張しているのだ。2分くらい立ち尽くしていただおろうか。 
「あの、すいません」 
 僕の後ろから女の子の声が聞こえてきた。 
「部室に入りたいのですが…」 
「あっ、こちらこそ済みません」 
 僕は、ドアの前から離れた。 
 声を掛けられた女の子は部室へと入っていった。良く見るとなんだか高校の制服のようである。ここは大学だよな。制服を着た女子高生などいるはずがない。いるとしたら受験に来るくらいだろう。なぜ女子高生がいるのかと不思議に思った。一応、見学のために部室を覗いておこうと思った。僕はドアの前に立つ、思い切ってドアを軽くノックする。 
「コンコン」 
 少し間が空いて、 
「どうぞ、お入り下さい」 
 またも女子の声で、返事が聞こえた。 
 僕は、おもむろにドアを押して開けた。そして部室に入った。 
「こっ、こんにちは。パソコン研究会の見学に来ました」 
 僕はこう挨拶をした。それから周り見渡した。そうすると、見渡した結果、全員女子だったのである。そこで僕は一瞬たじろいだ。パソコン研究会といえば、むさ苦しい男子がいると思ったらからである。女子だけっているのも何か考えてしまうものがあるとも言えるかもしれない。 
「あなたは、パソコンの経験はいかほどなの」 
 知的な感じのす女子にこう質問をしてきた。 
「僕は、パソコンは普通に使いこなすのはできます。プログラミングも少々できます」 
「プログラミングの言語はどんなのですの」 
「えーっ、C言語とC++ができます。できると言っても、初心者を少し脱したというくらいのレベルです。ウィンドウズプログラミングを少々しています」 
「それなら、歓迎しますわ。ということはビジュアルCプラプラが使うことができますのね」 
「はっ、はいそうです」 
 僕は質問に言われるまま答えていった。 
「ビジュアルC++ができるなら、私たちのパソコン研究会の活動で活躍していただければ良いと思いますわ。一応、1ヶ月くらいは仮入部といった感じでいかがかしら」 
「是非とも宜しくお願いします」 
「部員で使うパソコンは少ないのでできれば、自分で自分でノートパソコンをお持ちいただければ助かります」 
「ネットブックなら持っています。ビジュアルスタジオ2005もインストールしています」 
「私たちのパソコン研究会、略してパソ研は今年できたばかりですの。高校からの内部進学からだから、部員は高校時代の部員がほとんどを占めるわ」 
「どうりで、去年はパソコン関連のサークルが無かったわけだったんですね」 
「去年無かったと言うことは、あなたは2年以上なのね」 
「どうにか、2年に進級できたところです」 
「私はパソコン研究会会長を務めている。伊集院琴乃です」 
「僕は、仲原剣勇です」 
「それと、仲原さんあなたは上級生なので、私たち部員にはため口で結構ですわ。敬語ですと上級生の威厳が無いですわ」 
「そうですね。パソ研に慣れてきたらそうします」 
「それじゃ、部員の自己紹介をいたしますわ。麻美子さんから順番でお願いね」 
 麻美子さんといわれた方から自己紹介を始めた。 
「あたしは1年の沢渡麻美子です。プログラミングに関してはまだまだ初心者です」 
「わたくしは司馬原敬子、同じく1年です。学部は理工学部数学科です。プログラミングに関しては初心者をやや脱したという感じです」 
 沢渡さんが、割り込みで話かけてきた。 
「あたしは、理工学部の化学科です。化け学の方です」 
 そして、僕が部室前に立ち止まっていたときに部室へ入っていった娘が自己紹介をする。 
「私は仲野美琴です。1年です。理工学部情報学科です」 
 僕は、仲野さんに思わず聞いてしまった。 
「高校生の制服着ているんで高校生かと思いました」 
「私は飛び級なので年齢的には高校3年生です。大学と高校の両方を行き来しています」 
「そうなんですか。なんだか凄いですね」 
「いいえ、恐縮です」 
 飛び級なのか。情報学科はプログラミングのレベルも高そうなイメージがある。 
「これで、今来ているメンバーの自己紹介は終わりましたわ」 
「それと、あと一人いますわ。今日は来るかはわかりませんが。あと仲野さん以外の高等部の女子部員もたまに遊びに来ることもあると思うわ」 
「そうなんですか、なんだか賑やかですね」 
 僕の趣味だが、女子高生という響に弱い。制服姿でサークルに来てくれるのもそれはそれで良いものだ。こういった趣味があることを部員のみんなにはバレないようにしたいところだ。「仲原さん、今日はどうされます。パソコン部の活動していきますか」 
「それじゃ、今日はノートパソコンも持ってきていないので、明日から活動に加えさせていただければと思います。それではこれで失礼します」 
 僕はアパートへと帰っていく。それにしてもパソコン研究会は、女子しかいなかったな。女子だけというのもなんだか気後れしそうなところだ。プログラミングをするなかでサークルのメンバーと仲良くなりたいものだ。 
 サークルのメンバーと色々と仲良くできたら良いなと思いながらアパートへと帰った。アパートに戻ったら、まずはうがいと手洗いである。なぜするかというと、インフルエンザになったからである。大学の後期が終わって年が明けてまもなく、インフルエンザになった。風邪かと思って病院に行き簡易検査で判明した。季節的にも流行る時期なのだろう。インフルエンザが治るまで、布団のなかで寝込んでいた。 
 うがいと手洗いの後、パソコンの電源を点ける。前は帰ってすぐにパソコンの電源を点けていたが、現在は変わった。うがいと手洗いが先である。 
 3月だっただろうか、ベクターからメールが来た。どんな内容かというとベンチャー企業支援プログラムの参加である。よく分らなかったので、取り敢えずそのまま放置していた。どうやらカテゴリ別で上位に位置しているソフト作者に来るようである。それから1ヶ月くらいしたらまたベクターから来た。これもベンチャー企業支援プログラムの参加の案内である。よく調べてみると、3年間、150万もするビジュアルスタジオ2008チームスイートwithMSDNプレミアムサブスクリプションを使うことができる。開発環境のビジュアルスタジオチームスイートや各種OSを無償で使用することができるプログラムだった。僕は今現在はビジュアルスタジオ2005のスタンダード版を使っていた。だけどビジュアルスタジオ2008を買いたいと思っていたのである。エディションはプロフェッショナルにしようかと思っていた。僕はフリーソフトしか作っていないがダメ元で送ってみることにした。数日後、ベクターから返信のメールが来た。それで、招待コードを入力して無事参加する事ができた。まずダウンロードしたのはビジュアルスタジオ2005のチームスイートをダウンロードした。光回線だったのでダウンロードは30分くらいで済み、それからインストールを開始した。最上位のビジュアルスタジオ2005をインストールする前にスタンダード版をアンインストールした。時間は結構掛かった。それから、ビジュアルスタジオ2005チームスイートをインストールした。最上位のビジュアルスタジオを使うことができるのは内心嬉しい物である。OSもオフィスもダウンロード可能である。実際に使うのはビジュアルスタジオの開発環境のビジュアルC++とソフトの開発に関する文書のオフィスくらいである。現状では僕にとって、MSDNでダウンロードできる内容は膨大で使い切れないのである。今はフリーソフトを作って公開しているが、次のステップとしてシェアウェアを開発し公開したいところだ。そこそこ売れれば良いとしよう。 
 パソコンの電源を点けてから1分ほどでログイン画面になる。今動いているパソコンは僕一人しか使わないがログインにパスワードを設定している。何となくそうしている。そいうえばノートパソコンには開発環境をインストールしていなかったな。インストールしておこう。サークルで使うノートパソコンというかネットブックにも開発環境をインストールする作業をする。外付けのDVDドライブにインストールディスクを入れて、作業を進める。あえてスタンダードエディションを入れる。ビジュアルスタジオ起動時に画面を見られたときに最上位のチームスイートでは驚いて変な顔をされるだろうと思ったからだ。だけどプロフェッショナルエディションならどうだろうか。インストールを中断してMSDNのダウンロード項目を見る。下のエディションからエクスプレス、スタンダード、プロフェショナルと表示してある。それならプロフェッショナルならそんなに驚かれる事もないだろう。高いのを良く買いましたなと思われるかもしれない。なので、ビジュアルスタジオ2005プロフェッショナルをダウンロードする。容量は約2.8GBのISOファイルである。ダウンロードに約1時間ほど掛かった。ダウンロードの間に録画してある深夜のアニメを視聴する。2本見ているうちにダウンロードは終わったようである。ISOファイルなのでDVDに書き込み、インストールディスクを作る。それからインストールである。インストールは1時間くらい掛かった。ビジュアルスタジオ2005でのインストールコンポーネントは構わずフルインストールである。ハードディスクの容量がかなり余っているからである。MSDNのヘルプのインストールだがこれも構わずフルインストールである。それからサービスパック1をインストールして全部終わる。結構インストールに時間が掛かるものだ。ビジュアルスタジオの機能で使う言語はビジュアルC++くらいしか使わないのである。ビジュアルベーシック、ビジュアルC#もある。時間を作ってこれらの言語も習得したいところだ。取り敢えずはビジュアルC++で勉強を進めたい。 
 パソコンに関してだがウィンドウズ95の頃は、ハードディスクの容量が1ギガとか2ギガだったみたいである。ネットで調べたのである。MPEG2の動画は2時間で4.7ギガくらいの容量がある。当時はそんな大きな動画はパソコンでは扱えなかったのだろう。そのころはCD−Rに音楽ファイルを書き込むのが流行だったと思う。 
 ノートパソコン用の2.5インチのハードディスクも160ギガバイトとかの容量が一般的になっているようだ。最大容量は現時点では500GBが最大である。その分価格も高くなる面もある。メーカー製のノートパソコンには160GBとか320GBの容量のハードディスクを載せるんだと思う。コストの兼ね合いによるところだ。3.5インチのハードディスクでも500ギガバイトは結構容量がある方だと思う。 
 メーカー製のパソコンだけど、CPUの種類で思うことがある。今や、インテル、AMDともCPUのパフォーマンスはかなりあると思う。中堅や下位のグレードでもOSの動作が遜色ないのである。そのせいかメーカー製のパソコンのCPUは中堅グレードの廉価版のCPUを載せているのである。インテルのE7400やAMDのアスロンX2Dual−Core5600などである。少し前に電器屋に行ったときは、ぐるりとパソコン売り場を見たんだがE7400、E7500、Q8200SのCPUだった。ノートパソコンはセレロン900、コア2デュオのP8600等のCPUだった。 
 メーカー製のパソコンを使うユーザーはそんなに高性能のCPUは必要ないとも言えるかもしれない。ユーザーの層は色々と幅広いだろう。大多数は中堅グレードのCPUで問題ないと思う。最上位のCPUを使う人はやはり自作パソコンになるのだろう。他にはBTOパソコンや選択は少ないが最上位のCPUを載せて販売しているメーカーもある。BTOパソコンとはパソコンショップで組み立てた自作パソコンを販売している事である。BTOのパソコンは自作パソコンなので後から色々と拡張可能である。でけど色々と拡張したらBTOパソコンの保証は効かなくなるのである。普通の自作パソコンなら保証は自己責任だが色々と拡張や改造は自由である。ちあんみに僕は自分でカスタマイズした自作パソコンである。定番のパーツを使っているので、トラブルはほとんど無いのだ。今のところ自分で作った自作パソコンは快適に動いている。専ら使うのは、プログラミングが主である。僕のはCPUはQ9650を使っている。動作周波数は3.0GHzである。性能的には良い方である。同じ動作周波数のCPUで倍率フリーのQX9650もあるがこれは高すぎるのである。12万くらいするのだ。Q9650は3万前半の値段なので比較的買いやすい価格である。だが大学生の身としてはこの価格は結構すると思う。バイトをして買ったのだ。僕は自作パソコンはそんなにお金をかけられないのである。パソコンはプログラミングが主である。プログラミングは音楽聴きながらするのが日課である。音楽聴くオーディオプレーヤーは時計ソフトに追加した物である。ビジュアルC++を使ってプログラミングしたのだ。主にMCIのAPIをつかって作ったのである。僕の作った時計ソフトはタスクトレイアイコンに常駐するので、タスクバーに表示されないのでアプリケーションとしては結構便利に使っている。タスクバーにひとつのアプリケーションとして占有しないので、多少は使い勝手が良いだろう。MCIでオーディオプレーヤーを作れたのだから、今度はステップアップとしてサウンドの低レベル関数を使ってWAVEサウンド再生をするオーディオプレーヤーを作ったらこれは大変勉強になるだろう。なんというかサウンド関連の情報には、サウンドバッファメモリに音声データを直接書き込んでそれからサウンド関連のハードウェアが再生を行うという具合だ。これができれば、プログラミングのレベルが結構上がったような気がする。WAVEフォーマットのファイルはそのまま再生できるのである。次はMP3のサウンドファイルである。圧縮されたデータを解凍してWAVEフォーマットにしてからサウンド関連のバッファメモリに直接書き込んで再生という具合である。サウンド関連の情報はあるが、それをプログラミングするのは大変そうである。 
 時間を作ってサウンド関連のプログラミングをするのも面白そうである。まずはWAVEファイルとMIDIファイルの再生を行いたいところだ。 
 ビジュアルスタジオのインストールは何とか終わった。結構時間が掛かる物である。もう夜中の12時になってしまった。もう寝なくてはと思う。眠いが風呂に入り、さっぱりとしたところで某巨大掲示板を少し見る。ちなみに書き込みはほとんどしない。なんというか僕の入っているプロバイダーは掲示板の書き込みの規制に良く遭遇するのである。ほとんど書き込みをしないから困らなそうにも見えるが、たまに書き込みたい時もある。書き込むことは大した事じゃないけどね。 
 パソコンからアラームのようなサウンドが鳴る。学校の予鈴のチャイムである。 
「しまった。もうこんな時間だ」 
 僕の作った時計ソフトのアラームで知らせてくれるのである。夜中の12時を過ぎるとしつこいくらい就寝の時間ですとメッセージも添えてアラームを鳴らせるのである。これはこれで結構良いと思う。一時までアラームを10分おきに鳴らすのである。時計ソフトのアラームが鳴ったと言うことはもう寝ろと言うことである。パソコンをシャットダウンしてラジオを聴きながら眠りにつく。ラジオのスリープ時間は60分だ。 
  
  
  
「ピーピッ、ピーピッ、ピーピッ…」 
 目覚まし時計のアラームが鳴る。これはごく普通の目覚まし時計のアラームである。自分で目覚まし時計を作ったりするスキルは持ち合わせていない。朝は弱いが渋々と起きようとする。だが、目覚ましのスイッチを押して再び寝てしまう。…それから5分後再び目覚ましが鳴る。 
それから、目覚ましのスイッチを完全に切って。今度は本当に渋々と起きる。 
 玄関を開けて大学に通学する準備は30分ほどである。今時間は8時くらいである。今日は1・2限の授業があるので早めの通学である。満員電車に揺られて大学まで通学する。 
 電車の中で、30分ほど揺られる。今日は新学期から少し経ったところだ。僕の通っている大学の付属の高校生が座席に座っていた。女子で制服姿がなかなかかわいい。僕は外部からの進学なので付属の高校の制服はあまり知らない。高校は8時40分にホームルームが始まるけど、大学の方は1限が8時50分からである。10分の差だが通学時にあまり接点は無いのである。ネットブックを開いてキーを控えめに叩いている。通学中にパソコンをしながらとは結構すごいなと思ったりした。今時の女子高生は電車では携帯を眺めているというかそんな感じだろう。パソコンをしているのは、ある意味珍しい光景だと思う。今8時40分のなのでどうやら座っている女子高生は遅刻のようである。女子高生と仲良くなれたら嬉しい物である。なかなか知り合える機会はないけどね。パソコン部にたまに来るという後輩の女子高生とは仲良くなれれば嬉しいと思う。 
 僕は大学の最寄り駅を降り。大学に向かう先ほどの女子高生もここの駅を降りたようである。小走りに改札口へと向かって行った。僕は授業開始までには少々時間があるので歩いて向かう。 
学部毎の掲示板を少し見る。そして1時限目の教室に向かう。教室に入ったはのは授業開始5分前である。このくらいがちょうど良いだろう。電子回路学Tである。電子回路の授業は、教授に習って自分で電気回路を組んで実際に動かしてみるととても面白く勉強になる。専門科目は結構面白い授業である。一般教養科目も結構面白い。授業を受けるときにどのあたりの席に着くかは決めている。大体前から真ん中らへんに座っている。一応、まだぼっちの状況である。サークルに入ってぼっちを脱出したいところだ。ぼっちだけど学生が楽しいのである。学生として在籍しているという存在が好きなのかもしれない。ある意味珍しい人物だといえる。だが、プログラミングが好きな一オタクである。他の授業で電子回路の実習はあるけど基本的なことだけなので、某電気街へと赴いて、電子パーツを買って回路を作ってみようと思う。休みの日でも行ってみるか。 
「キンコンカンコーン…」 
授業終了のチャイムが鳴った。 
 次の一般科目である心理学Tの教室へと向かう。今いる校舎の3階である。現在はいる場所は1階なので階段を使って向かう。エレベータはあまり使わない。一応運動不足を多少なりとも解消するためである。てくてくと階段を上っていく。目の前にミニスカの女子が少し前を上っていく。ついスカートの中を見てしまう。すっ、すまん。下着は見えなかったがエロい光景である。階段を3階まで上って、心理学の教室へと向かう。僕の前を歩いていた女子は、どうやら心理学の授業のようである。僕は女子に続いて教室に入っていく。それから教室の真ん中ら辺の位置に座る。先ほどのミニスカの女子は前の方に座っている。真面目なのかもしれない。僕も見習いたいものだ。僕は視力は裸眼で1.0くらいなので眼鏡は不要だ。なので真ん中くらいの席に座っているのだ。後ろの席はあまり真面目でない学生が座っていてあまり良い印象は見受けられない。自宅ではパソコンの画面をかなりの時間見ているのだが、不思議と眼鏡をかけるほど悪くはならない。目が悪くならない理由があるとすれば、格闘技を少々しているくらいである。レベル的にはあまりすごくなく軽い運動程度である。 
 心理学の授業は一般科目の中でも結構面白い。文学部の心理学科の学生は専門的に心理学について学習をするのだろう興味のある分野でもある。取り敢えずは心理学の入門として毎週でようと思う。授業を受けながら考えた。現在、ビズスパークに入っているが、あまりダウンロードはしていない。64ビットOSを使ってみるのも面白いかもしれない。取り敢えずはXPの64ビット版をインストールしてみよう。インストールするパソコンは予備用のパソコンである。ソフトの動作確認用とパソコンの各種実験に使っている。どうせならビスタの64ビットもインストールしたいところだ。他にもサーバー用のOSでウィンドウズサーバー2003とウィンドウズサーバー2008である。これらOSも試しにインストールしたい。時間を作ってチャレンジしてみよう。インターネットで前もって調べる事にするか。 
 午前の授業が終わり、昼飯を食べる。ぼっちなので一人で食べる。午後の授業は無いようなのでパソコン研究会の部室へと向かった。校内を5分くらい歩いて部室へと着く。そして、おもむろに部室へと入る。部室には会長がいた。 
 僕は、会長に挨拶をする。 
「こっ、こんちには」 
「はい、こんにちは。良く来てくれました」 
「活動頑張って、行きましょう」 
「はい」 
「仲原さんはプログラミングができるようなので助かります。1年生の部員の指導をして頂けたら助かります」 
「僕は、そんな教えられるっていうレベルではないですが、多少なりとも力になれたらと思います」 
「仲原さん、ノートパソコンはお持ちになられましたか」 
「はい、ネットブックですが持ってきました」 
「部員はまだ授業なので、まだ来ませんが、それまでネットでもしていて下さい。ここの部室はLANが引いていますのでネットはできます。他の部室も私たちほど使わないですが、ネットができる環境になっています。無線LANも使えますよ」 
「知らなかったです。便利になりましたね。ネットはコンピュータ室だけだと思っていました。一応無線LANを使えますよ」 
「それなら、無線LANのアクセスポイントのセキュリティコードをお教えしますので、そのコードでネットに接続してください」 
 無線LANはノートパソコンのバッテリー的には消耗が多少なりともある。バッテリーの持ち時間心配だ。 
 幸い部室にはAC電源がある。普通の電気コンセントである。 
「ノートパソコンはこのコンセントから電源取りますね」 
「ええ遠慮せずにコンセント使ってください」 
「済みません」 
 ネットが繋がる環境になったので、早速インターネットで情報収集をする。調べることはプログラミングには直接関係ないがMSDNでダウンロードする64ビットOSについてである。OSをインストールするには1台のハードディスクなら特に悩む必要がない。そのまま普通にクリーンインストールをするだけだ。デュアルブートやマルチブートをするには少々面倒な事になる。マルチブートにするとOSをアンインストールは少々難しいようだ。後調べたのだが、ハードディスクをリムーバブルとして扱うのだ。この場合はハードディスクが何台もいるのでほどほどの台数にしたい。取り敢えずは2台くらいで切り盛りをしようと思う。今日の夜にでもパソコンショップでリムーバルハードディスクアダプタを買おうとしよう。 
「あの、仲原さん」 
 会長が遠慮がちに声を描けてきた。 
「パソコン研究会は、今年できたばかりなので部員のみんなはパソコンにもプログラミングも不慣れだと思うわ。高等部から入った部員は多少プログラミングの経験はあるわ。だからプログラミングのレベルはあまり高くないわ。私も含めてだけどね。だから仲原さんはみんなを引っ張ってくれたらと思うわ。よろしくネっ」 
 と言い。最後に軽くウィンクをした。そのウィンクがなぜだかかわいくて萌える要素だった。会長は、これはこれで一つ年下だが萌える女子に思えた。 
「あと、パソ研だから、パソコンの周辺機器の増設や設定とかもできるようにしたいと思っていますわ。パソコンのハードウェアの事が分ったら自作パソコンにも挑戦していきたいわ」 
「僕の自宅のパソコンは、一応、自作パソコンですよ」 
「そうですの。凄いですわ。各パーツのスペックはどんなのですの?」 
「何というか、全体的に見ればパーツは中堅グレードと言ったところです」 
「仲原さん詳しく教えていただきたいです」 
「マザーボードはP5K−E、CPUはコア2デュオE7600の3.06GHzメモリはPC2−6400のメモリを2ギガです。ビデオカードはNVIDIA9600GTです。光学ドライブはスーパマルチDVDドライブです。マザーボードは2年くらい前に買ったのをそのまま流用しています」 
「自作パソコンのスペックとかのそういう話は聞いて楽しいわ。私はやっぱりパソコンが好きなのと実感するわ」 
「会長は、どんな自作パソコンを作ってみたいんですか」 
 会長は、得意げに言った。 
「私は、結構値段は高いですが、CPUはコアi7の975を買いたいですね」 
「そっ、そのCPUは12万くらいするんじゃないですか。僕にはとても買えるCPUではありません」 
「私の小遣い、一ヶ月分で買えますわ。それとお年玉も貯めているのでそれも使ってパソコンパーツの購入資金にしたいですわ」 
「エクストリームエディションのCPUは、かなり高いけどその分性能は良いですね。なんとうか、学生なら中堅グレードのCPUにしておいた方が良い面もありますよ」 
「私は経済的には困ってはいませんが学生の身分なら、世間体的にそうしておいた方が良いですわね」 
「まあ、最上位のCPUを購入しても構わないですが。あまり友達には言わない方が良いかもしれません。ネットの掲示板では言うのは構わないと思います」 
「そうですわね。そうします。ですがエクストリームエディションのCPUを持っているのは言いたくなりますわね」 
「まわりの部員達に知られても良い購入方法もあります。部員で共同購入も良いと思います。こういった方法なら最上位のCPUを購入できますね」 
 会長はやはりパソコン研究会の会長をするだけあって、パソコンのパーツに関しては詳しく楽しそうに話している。趣味の合う人と話すのは楽しいな。しかもパソコン好きな女子と話せる事がとても良いと感じる。他の部員とも仲良くなりたいものだ。仲良くなれるよう頑張りたいものだ。 
 そう言った後、僕と会長はプログラミングの作業に黙々と没頭始めた。 
……10分ほどした頃だろうか、 
「カチャリ」 
 ドアノブを回して入って誰か来た。 
「こんにちは」 
「はい、こんにちは」 
 会長は、愛想良く答えた。 
「こっ、こんにちは」 
 僕は、少し緊張して答えた。 
「仲原さん、来ていただけましたか」 
「し、司馬原さんですよね。今日から来ました」 
 司馬原さんは授業を終えて、部室へ来たようだ。 
「わたくしは、プログラミングにはまだまだ不慣れな部分がありますので、是非ご指導いただけたらと思います」 
 と司馬原さんが言う。 
「僕も凄くできるという訳じゃないので、できる限り教えられたたらと思います」 
 僕は謙遜して言った。 
「そんな謙遜なさらなくて良いですわ。是非とも宜しくお願い致しますわ」 
 司馬原さんは、鞄からノートパソコンを取り出した。ネットブックではないが、女の子にも携帯は楽なようにB5サイズくらいのノートパソコンだった。 
「司馬原さん、そのノートパソコンは、ネットブックの範疇には入りませんが、小型の結構良い性能のノートパソコンじゃないですか」 
「仲原さんは、お詳しいのですね。コア2デュオのCPUで小さくて結構性能良いのでこのノートパソコンにしましたわ。値段もそこそこリーズナブルですの」 
 司馬原さんは、ノートパソコンの電源スイッチを押した。 
「なかなか良い買い物をしたと思いますよ。僕の方はネットブックです。ソフトウェアの開発環境をインストールするためにドライブはハードディスクタイプにしました」 
「SSDは値段が高いですよね。でもSSDにすればドライブの耐衝撃性は格段にアップしますね」 
 司馬原さんはそう答えた。 
 SSDとフラッシュメモリをたくさん積んだハードディスクの形をしたドライブである。SSDは略称でソリッドステートドライブが本来の名前だ。SSDはハードディスクのようにモーターで回転するディスクがないので、耐衝撃性は高い。ノンスピンドルのドライブとして扱われる。リードライトの速さはハードディスクを凌ぐほど速い。シーケンシャルリードライト、ランダムリードは文句なく速い。欠点はランダムライトの4キロバイトデータの書き込みである。その辺が改良されたら次世代のハードディスクになる最有力候補である。ちなみに128ギガバイトの容量で2万ちょっとする。3.5インチのハードディスク1.5テラバイトの容量が楽に買えてしまう。SSDは3.5インチと2.5インチのラインナップがある。僕のネットブックは2.5インチのハードディスクが積んであるので価格がこなれてきたら128ギガバイトのSSDを買うのも良いかもしれない。SSDの速さを体感してみたいのもだ。 


 執筆途中だが一時的に公開。 

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